美味しそうなお弁当ですね。

私が子供の頃からあるお弁当で

昔はレンコンではなくサクランボがのってました。

20年…もしかしたら30年ぶりの味は

全然変わらずに美味しく

とても懐かしかったです。

お求めは山形屋の地下です。

さて、食事をするといろいろな栄養素を摂取しますが

その中には糖質や脂質もあります。

先ほどのお弁当を例にすると

糖質・・・ご飯、甘く煮たシイタケなど

脂質・・・卵、油など

(栄養士さんからもっとあるでしょとツッコまれそうですが)

糖質や脂質は

脳や筋肉、内臓などが働く際のエネルギー源になります。

食べ過ぎたり、糖質・脂質が多い物を摂り過ぎると

余分なエネルギーがでます。

余分なエネルギーは中性脂肪に変換され

脂肪細胞に蓄えられます。

なぜか?

それは、人類は飢えの歴史が長かった為です。

飢餓状態になった時に

蓄えられた物を分解してエネルギーを作り出します。

脂肪細胞は通常

・女性ホルモン「エストロゲン」

・食欲を抑え、エネルギー消費を増大させる「レプチン」

・傷ついた血管を修復したり、糖や脂質を燃やしたり、腫瘍の増殖を抑えたりする「アディポネクチン」

を分泌します。

しかし、中性脂肪がどんどん蓄えられ、肥大化した大型脂肪細胞は

・血糖値を上げ、糖尿病にかかるリスクを高める「TNF-α」

・慢性炎症を引き起こし、がんや糖尿病、リウマチの原因となる「IL-6」

・血栓を溶けにくくする「PAI-1」

を分泌します。

炎症性サイトカインである「TNF-α」「IL-6」が増えると

あちこちで炎症が起こりやすくなり

あちこちに痛みがでます。

関節炎、鼻炎、中耳炎、胃炎、大腸炎など

ほとんどの病気に炎がつきます。

つまり、ほとんどの病気は炎症が起こってます。

炎症を繰り返すとがんになることも言われています(慢性炎症説)。

また「PAI-1」が増えるとあちこちでつまりやすくなり

脳梗塞、心筋梗塞などのリスクも高まります。

余分なエネルギーを作らない為にも

食べ過ぎや偏食に気をつけ、

体を動かしましょう。

カテゴリー: 院長コラム